ダイエット

肥満の70%は遺伝子が原因? / スタンカード博士の研究

ダイエットを頑張ってるのに全然やせない

もう嫌になってきた…

痩せないのは、実は「遺伝が原因」かもしれないよ

もとちか

 

肥満は「遺伝的」なものなのか、「生活環境」によるものなのか。

生活環境が肥満の主な原因だと考える人は多いと思います。

でも、結論から言えば「肥満は遺伝する」ということが明らかになっています。

「個人の行動が肥満を招く」とよく非難されますが、遺伝子も大きく関わっていたのです。

アルバート・J・スタンカード博士は、遺伝と環境的要因が肥満にどのような影響を与えるのか、を調べるために「養子を迎え入れた家族」を研究しました。

この方法なら、遺伝的な要素は取り除かれ、養子として育てられている子を”生みの親”と”育ての親”の双方と比べれば、環境的要因がどの程度関係しているのかを特定できます。

もし、肥満に最も影響を与えるのが環境的要因だとすれば、養子は養父母に似るはずで、逆に、遺伝的要素が最も影響を与えるのであれば、彼らは生みの親に似るはずです。

スタンカード博士は、デンマークで養子になった540人の成人をサンプルとして取り上げ、それぞれ”生みの親”と”育ての親”との比較を行いました。

その結果、育ての親(養父母)と養子の体重に相関関係は全く見られませんでした。

一方、生みの親と比べたところ、双方の体重にはハッキリと一貫した相関関係が見られました。

つまり、養父母に与えられた環境は全く関係なく、太っている両親から生まれた子供は、痩せている養父母の環境で育てても太る、ということですね。

また、スタンカード博士はもう1つ実験をしています。

「別々の環境で育てられた一卵性の双子研究」です。

一卵性の双子の遺伝物質は100%同じで、二卵性の双子の場合は遺伝物質の25%が同じです。

1991年スタンカード博士は、別々の環境で育てられた一卵性、二卵性の双子と、一緒に育てられた一卵性、二卵性の双子について調査しました。

その結果、「肥満を決定づける要素のおよそ70%が遺伝によるもの」と結論を出しました。

これは、体重が増えやすい原因の70%は遺伝子によるもの、ということを意味します。

肥満は圧倒的に遺伝の影響が大きいのですね。

ちなみに、妊娠中のお母さんが無理なダイエットをして産まれてきた子供も肥満になりやすいとも言われています。

これはお腹にいる赤ちゃんが「生まれてくる世界は栄養不足の世界かもしれない」と判断し、節約遺伝子、倹約遺伝子が活性化し、食べたものをなんでもため込むようになるからです。

ダイエットをする場合は、健康的なダイエットを心がけてください。

 

ってことで、「肥満の70%は遺伝子が原因」ってお話でした。



もとちか

遺伝子はどうしようもないから結局がんばってダイエットするしかないか…

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今回のおすすめ本

目次(「BOOK」データベースより)

第1部 肥満の真実ー世界にはびこる「やせないダイエット」情報/第2部 「カロリー制限」という幻想ーカロリーゼロで落ちる体重は「ゼロ」/第3部 世界最新の肥満理論ー「肥満ホルモン」が宿主の体重を操作する/第4部 社会的肥満ー「普段の生活」が肥満を秘密裏に助長する/第5部 トロント最高の医師がやらない「太る食事」-最新科学が特定した「体重を増やす食べ物」/第6部 医師が教える「太らないカラダ」の作り方ー最新医学で実証済みの「減量の正解」

本内容は、上記の参考資料を元に独自の考察をしたもので、真実を確定するものでなく、あくまで一説です。



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