
いつも仕事が遅いって言われる
どうしたらいいの?
仕事のスピードを上げるコツは「余計なことをやらない」ことだよ

業績を上げるための改善を経営者にアドバイスするコンサルタントという職業では、尋常でない速さが求められます。
でも、彼ら、彼女らが抜きん出て優秀で頭の回転が速いから、それが可能になっている、というわけではありません。
人に与えられた時間は24時間と平等ですし、どんなにタフで頭の回転の速い人でも、10倍も20倍ものスピードで作業ができるわけではありません。
そのスピードの秘訣は、「余計なことをやらない」ことに尽きます。
もっとも大事だと思うことのみにフォーカスして、瑣末なことは「たいした影響がないから、とりあげない」と割り切ります。
こういう考え方を「20対80の法則」ともいいます。
「売上の80%を、わずか20%の顧客がもたらしている」
「エラーの80%は、わずか20%の業務から発生している」
「組織のパフォーマンスは、トップ20%の人の働きによるところが大きい」
といった話です。
つまり、その80%という大部分を決める20%の要素にだけ注目して仕事をしましょう、ということです。
20%だけ検討すればよいなら、スピードは5倍になります。
もしくは、同じ時間をかけるとすれば、20%の重要な部分を5倍の密度で深く掘り下げることができるわけです。

大事なことにフォーカスして、ディープに掘り下げる
それ以外のことは切り捨てるってことね
コンサルティングのプロジェクトというのは、2ヶ月とか3ヶ月といった短期集中型ですから、課題になっていることをすべて検討することはできません。
だから、何が大事なのか、何がインパクトがあることなのかを早めに見極めて、それだけに集中して議論をするという方法をとります。
なお、仕事が遅い人はこの反対をやりがちです。
大事なことが見極められず、ディティール(細部)にこだわろうとする。
これでは到底、すべてを時間内に検討できませんし、ディティールにこだわるので、一つひとつもなかなか検討が進みません。
結局時間切れになって、アウトプットはゼロということになります。
ってことで、「仕事のスピードを上げたいなら、本当に大事なものを見極めてそれに集中しよう」ってお話でした。

ブログでいうと、どんだけデザインを凝っても記事をUPしないと意味ないよってことか
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