
なぜ深呼吸でリラックスできるの?みたいな話
「イライラしたら、とりあえず深呼吸をしよう」
気持ちを落ち着かせるためには深呼吸だ、なんてのはよく聞きます。
でも、なんで深呼吸でリラックスできるんでしょうか。
それは呼吸する時に上下に動く横隔膜の周囲には、「自律神経」が密集しているからだそう。
そもそも自律神経とは、
- 循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経
- 体の活動時や昼間に活発になる「交感神経」と、安静時や夜に活発になる「副交感神経」がある
- その2つのバランスを損なうと「自律神経の乱れ」になる
横隔膜の周囲に密集してるのは、意識しなくても呼吸ができるようになんですね。
深呼吸をして横隔膜の動きが大きくなればなるほど、副交感神経の働きが高まり、リラックス状態になります。
また、肺を収めている胸腔には「圧受容体」という場所があり、息を吐く時間が長ければ長いほど、この圧受容体に圧力がかかり続けます。
圧受容体には静脈の血流量をコントロールする働きがあり、圧力のかかる時間(息を吐く時間)が長ければ長いほど、血流量が増え、副交感神経の働きが高まるシステムになっています。
つまり、イライラした時は交感神経が優位になっちゃってるんで、大きく息を吸って長く吐くことで、副交感神経が優位になってリラックスできるってことですね。
また、深呼吸の健康メリットはそれだけにとどまらず、
- たっぷりの酸素を取り込むことで、肺そのものの機能が回復
- 免疫力が高まり、感染症や肺炎の予防が期待できる
など全身にさまざまな好影響を与えてくれるようです。
ってことで、深呼吸は横隔膜や圧受容体を刺激することによって副交感神経が高まるからリラックスできるんだよ、みたいなお話でした。
深呼吸は今すぐにできる健康法なので、ぜひやってみてください。
私もこの記事を何度も深呼吸しながら書きました。
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参考文献
本内容は、上記の参考資料を元に独自の考察をしたもので、真実を確定するものでなく、あくまで一説です。