「ダイエットのためにキックボクシングに通おうかな」という人も多いのではないでしょうか。
芸能人が美ボディのためにキックボクシングを取り入れているのが話題にもなっていますが、キックボクシングのダイエット効果はどの程度なのでしょうか?
この記事では「キックボクシングの消費カロリー」について解説します。
「ダイエットを成功させたい」という人は参考にしてみてください。
キックボクシング1時間の消費カロリーは?
国立健康・栄養研究所が発表した体重50kgの女性が1時間運動したときの消費カロリーをエクササイズごとに比較した表を紹介します。
キックボクシング | 500kcal |
エアロビクス | 365kcal |
テニス | 365kcal |
ジョギング | 350kcal |
水泳 | 290kcal |
ゴルフ | 240kcal |
自転車 | 200kcal |
ウォーキング | 200kcal |
腹筋、腕立てなど | 190kcal |
ヨガ | 115kcal |
出典:国立健康・栄養研究所
この数値を見てみると、キックボクシングの消費カロリーの高さは断トツですね。
ヨガは汗をかくためダイエット効果が高いと感じている人もいるかもしれませんが、実は有酸素運動のみなので消費カロリーはそれほど高くありません。
また、「ダイエットといえばウォーキング」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、キックボクシングとウォーキングでは2.5倍もの消費カロリーの差があるのです。
キックボクシングは、パンチやキックを繰り出す「無酸素運動」とステップを踏む「有酸素運動」の組み合わせ。
無酸素運動は筋肉に刺激を与え基礎代謝を上げることができますし、有酸素運動は脂肪を燃焼させる効果があります。
基礎代謝がアップすると痩せやすい体になるため、「リバウンド予防効果」や「腕・足の引き締め効果」にも期待できます。
そのため、キックボクシングはダイエットに効果的なトレーニングというわけです。
キックボクシングの消費カロリー計算式は?
運動による消費カロリーを導き出す計算には、「METs」という単位が係数として使われます。
METsは運動強度の単位のことで、安静時を「1」とした場合と比較して、実施する運動が安静時の何倍のエネルギーを消費するかを示したものです。
キックボクシングのMETsは「10.0」という係数です。
安静時も含めたカロリー消費量は、「 体重 × METs × 分 ÷ 60 」という計算式で求めることができます。
この計算式をもとにキックボクシングのカロリー消費を算出すると下記のようになります。
10分 | 30分 | 60分 | |
40kg | 66.7kcal | 200.0kcal | 400.0kcal |
45kg | 75.0kcal | 225.0kcal | 450.0kcal |
50kg | 83.3kcal | 250.0kcal | 500.0kcal |
60kg | 100.0kcal | 300.0kcal | 600.0kcal |
70kg | 116.7kcal | 350.0kcal | 700.0kcal |
80kg | 133.3kcal | 400.0kcal | 800.0kcal |
90kg | 150.0kcal | 450.0kcal | 900.0kcal |
100kg | 166.7kcal | 500.0kcal | 1000.0kcal |
ちなみに、キックボクシングはトレーニングメニューによってカロリー消費は異なりますので、少し紹介します。
キックボクシングのシャドーでの消費カロリー
パンチやキックのフォーム確認や相手をイメージしての攻防トレーニングであるシャドーボクシング。
シャドーのMETsは「5.5」です。
目安時間を2Rの6分とすると消費カロリーは下記のようになります。
40kg | 22.0kcal |
50kg | 27.5kcal |
60kg | 33.0kcal |
70kg | 38.5kcal |
80kg | 44.0kcal |
90kg | 49.5kcal |
100kg | 55.0kcal |
キックボクシングのミット打ちでの消費カロリー
インストラクターが動かすミットを追いかけながらパンチやキックを打つミット打ち。
ミット打ちのMETsは「8」です。
目安時間を1Rの3分とすると消費カロリーは下記のようになります。
40kg | 15.6kcal |
50kg | 41.3kcal |
60kg | 49.5kcal |
70kg | 57.8kcal |
80kg | 66.0kcal |
90kg | 74.3kcal |
100kg | 82.5kcal |
まとめ
今回は「キックボクシングの消費カロリー」について解説しました。
キックボクシングは数あるスポーツのなかでもトップクラスの消費カロリーです。
キックボクシングはハードな運動ですが、思い切り殴ったり蹴ったりすることでストレスを発散することができます。
また、殴ったり蹴ったりすることで闘争本能に作用しアドレナリンが放出されるので、ハードな運動もこなせるパワーが沸き起こります。
キックボクシングを楽しいと感じる人は、継続が重要なダイエットの強い味方になるでしょう。
「色んなダイエットをしてきたけどイマイチ効果ない…」という人はキックボクシングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。