キックボクシングに必要な3つの筋肉とは?

キックボクシングに必要な筋肉ってどこ?

キックボクシングにおいて、綺麗なパンチやキックを打ったり、相手を倒すためには筋力が必要になります。

どのスポーツにも言えることですが、基礎的なフィジカルがないと良いパフォーマンスを発揮することはできません。

この記事では、元キックボクシング日本チャンピオンの僕が「キックボクシングに必要な筋肉」について解説します。

「キックボクシングが上手になりたい!」という人はぜひ参考にしてください。

 

一番重要な下半身の筋肉

身体を支え、強いパンチやキックを打つには下半身の強さが必要です。

「パンチは下半身の力が8割」とも言われています。

下半身が弱ければ身体がぶれて、安定したパンチやキックを打つことができません。

上半身がいくら強くても、それを支える土台がないと本当に活かすことはできないんですね。

 

下半身を鍛えるには「スクワット」がおすすめ。

スクワットはキングオブトレーニングと呼ばれるほどのトレーニングで、体幹や下半身を効率よく鍛えることができます。

 

ちなみに、走り込みや階段ダッシュは実用的な筋肉がつくのですが、スクワットほど筋力をアップさせる効果はありません。

どちらのトレーニングもやるのが一番です。

 

パンチ力の要である背中の筋肉

パンチを強くしたいのであれば、背中の筋肉が重要です。

胸や腕を使ってパンチを打っている人は、そもそもフォームが悪いので修正しましょう。

 

背中を鍛えるには「懸垂」がおすすめ。

バーを広めに握るワイドグリップでの懸垂はかなり効くので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ちなみに、胸の筋肉が大きくなりすぎると、可動域が狭くなり、しなやかなパンチが打てなくなるので注意が必要です。

 

腰の回転を担う腹筋

パンチやキックを打つ時は、腰の回転の可動域と速度が重要になってきます。

速く大きく回すことができれば、それだけ強いパンチやキックが打てるわけです。

その腰の回転を担うコアが「腹筋」。

もちろん腹筋は内臓へのダメージも軽減することができます。

 

腹筋を鍛えるには、「ハンギングレッグレイズ」がおすすめ。

ハンギングレッグレイズは、懸垂マシンやパワーラックなどの機器を使って行うトレーニングです。

ハンギングレッグレイズのやり方

  1. マシンやバーを足がつかない高さに調整する
  2. 両手を肩幅よりやや広く広げ、バーを握って身体を浮かせる
  3. ゆっくりと脚を伸ばした状態で、身体と脚が90度になるように上げる
  4. ゆっくりと脚を下ろす

※3〜4を10〜20回繰り返す

 

僕は10回以降ひねりを加えて負荷を高めています。

 

【選手のみ】頭のダメージを軽減する首の筋肉

人間の構造上、頭部への打撃には非常に脆くできています。

頭部へのダメージを軽減するには首の筋肉です。

「スパーリングで打たれて鍛える!」という猛者もいるかもしれませんが、効率的ではないのでやめておきましょう。

 

首を鍛えるには、下記の3つのトレーニングがおすすめ。

  1. ネックフレクション
  2. ネックエクステンション
  3. ネックラテラルフレクション

ネックフレクションのやり方

  1. 仰向けになり、膝を90度に曲げる
  2. 後頭部を床から浮かして、首に力を入れる
  3. 後頭部を浮かした状態で、あごを上げる
  4. ゆっくりとあごを引く

※3~4を50回繰り返す

 

ネックエクステンションのやり方

  1. 床にうつ伏せになる
  2. 首の力であごを上げる
  3. 大きく上げたらゆっくり元に戻す

※2~3を50回繰り返す

 

ネックラテラルフレクションのやり方

  1. 床に横向きになる
  2. 上側の肩と耳を近づけるように持ち上げる
  3. 力を抜かずにゆっくりと元に戻す

※2~3を50回繰り返す

 

僕の場合、トレーナーに頭を反対方向に押さえてもらって負荷を強めたトレーニングをしてました。

負荷が弱いなと感じてきたら、人に押さえてもらうと負荷の強いトレーニングができますよ。

 

まとめ

今回は「キックボクシングに必要な筋肉」について解説しました。

そもそもキックボクシングのトレーニングだけでバランスの良い実用的な筋肉は十分につきます。

 

さらなる向上を目指す人は、この記事を参考にトレーニングに取り組んでみてください。

ジムワーク以外に週に1回程度筋トレを取り入れると早く上達するはずですよ。

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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